2020年3月、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、
この夏に予定されていた東京オリンピックは、2021年7月23日開催へ延期となりました。
何年も前から計画されており、直前になっての中止は2020年の夏に向けて準備されてきた選手たちにとっても非常に苦しいものがあるのではないでしょうか。
ただ、新型ウイルスによる世界的な感染拡大、死者数が増加していることを考慮すると、オリンピックをやっている場合じゃないのもわかります。
ここで気になりませんか?
2020年のオリンピックへ出場が決まっていた選手たちの出場権は一体どうなるのでしょうか。
そのまま出場権が残り、2021年のオリンピックに出場することができるのでしょうか。
それとも、再度選考が必要なのでしょうか。
せっかく手に入れた出場権、どうなるか非常に気になりますよね。
過去の例で調べてみましょう。
オリンピックが延期となった過去の例と理由
実は、開催予定よりも延期されて開催されたオリンピックは、過去にありませんでした。
2020年の東京オリンピックが延期された初めてのオリンピックとなります。
本来、2020年7月24日から開催予定でしたが、
2020年3月30日の東京都知事の記者会見によると
2021年7月23日開催決定で決まったようです。
中止はせずに1年程度延期をおこなよう決定となりました。
過去のオリンピック延期例を調査しましたが、今回の東京オリンピックが初めてです。
よって、延期により選手の出場権に関してどう対応されるか、という前例はこれから作っていく、ということになりますね。
個人的には選手に健康上の問題がなければ、再先行というよりは、そのまま出場権を継続してあげても良いのではないかと思います。
オリンピック中止となった過去の例と理由
では、中止となったオリンピックに関して調査してみました。
過去5回、オリンピックが中止となり、その理由はいずれも戦争でした。
中止となったオリンピック
- 1916年 ベルリン(第6回大会)
第1次世界大戦(1914年7月28日 – 1918年11月11日)により中止。
- 1940年 東京(第12回大会)
日中戦争の戦況の悪化で中止
- 1940年 札幌
- 1944年 ロンドン(第13回大会)
- 1944年 コルチナ・ダンペッツオ(イタリア)
第2次世界大戦(1939年9月1日 – 1945年8月15日)により中止。
(参考)https://www.asahi.com/articles/ASN3S74KVN3FUTQP00Z.html
なんと東京オリンピックは1度中止になっていたんですね。
その他にも札幌オリンピックが中止となっており、過去5回のオリンピック中止のうち、
2回が日本開催予定でした。
もし今回の東京2020オリンピックが中止となっていた場合、オリンピック中止の半分は日本開催分となるところでした。
そしてマラソンが札幌で開催される予定ですので、そちらも中止になっていましたね。。。
首相は「中止は選択肢にない」と述べているようで、なんとしてでも開催したいという強い思いがあるようです。
オリンピック中止後の選手たちはどうなっていた?
過去の中止となったオリンピックでは、出場予定の選手たちはどうなっていたのでしょうか。
当時の資料をまだ見つけられていないため、調査中です。
しかし戦争により中止されたということで、次のオリンピックへの出場権は喪失したのではないでしょうか。
オリンピックどころではなかったと思います。
まとめ
COVID-19の感染拡大にて東京2020オリンピックが1年程度延期となりました。
それにより選手の出場権がどうなるのか、過去の事例をもとに調査してみました。
過去に延期の実例はなく、今後どうなるかが不明です。
COVID-19の感染が収束すすとともに、オリンピックに出場予定だった選手たちの出場権が確保されることを願っています。
新しい情報が入り次第、追記していきたいと思います。
短くはなってしまいましたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。