
お前はダリ(誰)だ??
なんて聞こえてきそうですが、
サルバドール・ダリの娘であると主張していた
ピラル・アベルさんですが、
ダリの遺体を掘り起こしてまで行った遺伝子検査の結果、
サルバドール・ダリの娘ではないとわかったようです。
まじか!すごい世間騒がせな・・・
もし、サルバドール・ダリの娘であれば、ダリの莫大な遺産のうち、一部の相続権が生じていました。
ダリの莫大な遺産とはどのくらいかといいますと、約520億円と言われており、もし娘だとしたらその25%程度(130億円程度)の遺産を相続することができるはずでした。
今回、ダリの娘ではないとされたピラル・アベルさんですが、なぜダリの娘だと主張しこのような事態になったのでしょうか。その経緯をまとめてみました!
まずはサルバドール・ダリから復習していきましょう!
美術の時間ですよ!
目次
サルバドール・ダリとは
一度は聞いたことがある名前かもしれません。
そして顔写真も見たことがあるかもしれませんね。
なかなかの男前ではないでしょうか。
それではサルバドール・ダリのプロフィールを簡単に見ていきましょう。
サルバドール・ダリのプロフィール
出生国:スペイン
出生年月日:1904年5月11日 (1989年1月23日没) 満84歳
実績:絵画、デッサン、写真、彫刻、作家
ダリの代表作
記憶の固執 (1931年)
見たことありませんか?
この記憶の固執で描画されている時計はとてもインパクトありますよね!
中学生の美術の授業時間にとても驚いたことを覚えています。
このほかの作品も幻想的な空間に怖いような不思議なようなものが描かれているのがダリの作風のようです。
ちなみに、溶ける時計ですが、実物が売っていましたw
現代技術はすごいなw
ダリは子供を作らなかった?
ダリは生前自信のことを天才と言っていたようですが、
間違いなく天才ですよね。
また、『偉大な天才には並の子供が生まれる。私はこの経験を味わいたくない。』
という言葉を残しており、妻であるガラ・エリュアールとの間には子供を残さなかった、というのが知られています。
そんなダリの娘であると主張する人が出てきたため、世界は大騒ぎになりましたw
ピラル・アベルがダリの娘であると主張した経緯は?
今回、サルバドール・ダリの娘であると主張する女性が現れました。
ピラル・アベルさん、61歳。
職業は霊媒師として生計を立てていた方のようです。
ピラルさんは、母がカタルーニャ州カダケス付近の小さな漁村のひとつ、ポルトリガトでだりの友人たちの下で働いていたとき、ダリと関係を持ったという話を信じていたようです。
ピラルさんが7〜8歳のときに祖母からダリの娘だ、と言われたようです。
その後時間は経ちましたが、ここ10年、自分の身元を明らかにするために活動を続けていたのだとか。
このピラルさんの訴えによりスペインの裁判所は、スペイン北東部フィゲラスにあるダリ劇場美術館に安置されているダリの遺骨を掘り起こし、DNA鑑定行うように命じていました。
なんともまあ、大掛かりな話ですよね。
サルバドール・ダリの遺体がダリ劇場美術館に安置されていたのも驚きましたが、それを掘り起こしてDNA鑑定を行ったようです。
そしてその結果、
ピラルさんはサルバドール・ダリの娘ではない!
ということが判明しました!
・・・お前はダ(ry
賠償金はどのくらい?
さて、こんな大掛かりなDNA鑑定を行った前例は聞いたことがありません。
ダリ財団の弁護士は、彼女の主張が誤りだった場合、多額のっ請求を受ける可能性があると警告していた。
出典:http://www.afpbb.com/articles/-/3141974
ということであり、今後はダリの遺体の掘り起こし費用やDNA鑑定に必要な経費などの諸々の請求を受ける可能性がある、とのことでしょうか。
美術館の掘り起こし作業に関しては想像にもつきません・・・
DNA鑑定に関して、日本で行った場合「国際認証書と日本政府認証証」がついたもので20万円弱との価格表記があるサイトもありました。価格は一概に固定されていないようですね。
DNA鑑定自体の費用はそんなにもかからないかもしれませんが、今回は検体がサルバドール・ダリの髭であったり歯であったりしたようで、特殊な鑑定を行う必要があったかもしれません。よって、20万円ではくだらないでしょうね・・・
霊媒師の年収はどのくらいなのでしょうか。
服装や体型を見る限り、低収入ではないと思いますが、賠償金が数千万円や数億円になった場合は払えるのでしょうか・・・
遺産の一部が舞い込めば130億円程度のプラスでしたが、今回は賠償金を請求されるかも、とのことでした。
まとめ
さて、今回はピラル・アベルさんがサルバドール・ダリの娘ではなかったことを取り上げてみました。
確かに、顔は似ているかもしれませんが、同じスペイン人ですので似ていて当然なのかも。
今後の裁判がどうなっていくのか、賠償金が存在するのか、また、存在したばあいはどの程度になるのかが気になるところです。
ま、ピラル・アベルにしてみれば自分のアイデンティティの一部が判明してよかったのではないでしょうか。
それにしても祖母や母親の話は一体・・・
謎が深まりますね。
個人的には久しぶりにサルバドール・ダリの作品を見る良い機会になりました。
天才の作品に触れることは少なくとも自分の人生のカンフル剤として役立つかもしれませんしね。
ではでは最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。